混沌 クラアク芸術堂 『5月の蝶』

非常にわたしの頭の中が混沌状態になっている。

1日経ったが、正直まだわからないのだ。

 

小佐部さんの作品を見るのは、『蓑虫の動悸』に続き、二作目だ。

 

テンションはガラリと変わり、なるほど確かに、エンタテイメントなのかもしれない。

 

登場人物は多い。

確かにそれぞれのキャラクターが立っている。

みなさんとてもよく動いてらっしゃる。

好みの俳優さんも見つかる。

Dモンの声がとてもよかった。

 

場面が細切れに変わり、ネタもふんだんに散りばめられていて、ツボが合うかどうかは別にして、あまり飽きることはなかった。

 

正直なところ下ネタが苦手で、決して上品ではなく、しばらく辛かったのだが(演劇の拘束力をそこで再認識)、

まとめ方に感嘆すらしてしまった。

そう昇華していくのか、と。

下ネタの辛さがファーっと脳天から噴出するような(?)、

心地よさ、とまではいかないが、振り切ったなあ、と思ったのだった。

 

一体、次回作以降、どうなっていくのだろう?と気になる。

 

2017/05/26 19:30

text by 中脇まりや

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