札幌座「清き田に咲くナンミョーほうれん草」を清田区民センターにて。清田区民の自虐ネタと地元自慢が詰まったバラエティ風のお芝居。これを観た他の自治体から斎藤さんに依頼が行ってもおかしくない作りで、地元民として楽しかった。内容からみて、再演がなさそうなのが、なんとも残念。
マスコット同士の恋は、ディティールが詳しく語られるので、場面場面の絵が頭に浮かんでしまい、もう笑うしか無い。清田区原理主義者らしいセリフとか、各区で作ったらどうなるのか想像してみるのも楽しい。(テレビだとホワイトストーンズがあるけど)
ピアニスト、歌手、僧侶、区長！と普段は役者をしていない人たちを、役者の三人がしっかり支えるあたり、バラエティでレギュラー組がゲストをを迎えて演るコーナーみたいな作り。予想外の清田区長の美声を聞けたし、きよっち大活躍だし満足です。
斎藤さんと彦素さんは、お約束みたいな掛け合いもさることながら、一人で陰謀めいた話やマスコットの逃亡と言った馬鹿馬鹿しい話を、真面目に延々と説明し続けるのが面白い。聞く側も「はぁ」と答えるしかないよね。別の自治体版はもう計画があるのかな。
- 2017/06/25 14:00
- 清田区民センター
- 約1時間15分
text by 小針幸弘