色々と考えてみたくなる 下鴨車窓『渇いた蜃気楼』

下鴨車窓「渇いた蜃気楼」をシアターZOOにて。印象的な台詞や場面があるけど、理解にまで至らずに終わってしまいました。アフタートークで仕組みを知った部分が多く、まだまだ観方が甘いと反省。台詞から浮き上がってくるイメージはかなり印象に残ったので、後々どこかで思い出す事になりそう。
会話に蜃気楼が出てくるあたりで頭に浮かんだのは、なぜかアラビアのロレンスの有名なシーン。道路上と限定されているのに、何故あれに近い感じに見えていると感じたのかは謎。暑さが伝わってきたからかな。この場面と、カラスのイメージはけっこう強烈に残っています。
各人物、それぞれが自分の都合で生きている感がありました。各自の主観で話を追ってみても面白そう。特に契約スタッフには、あの夫婦がどうな風に見えたのか。付け入る隙みたいなものが見えたりしたんだろうか。緩いようで、しっかり結びついているように見えたけど。
そういえば「水を運ぶ人」といえば、サッカーのオシム監督の言葉。「水を運ぶ」に同じような意味があったりするんだろうか。観終わった後でも、考えれば考えるほど、色々と受け取る事が出てきそうな、そんな作品でした。

  • 2017/07/01 13:00
  • シアターZOO

text by 小針幸弘

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