怖いものから可愛いものまで揃った二人芝居フェス 『ペア・プレイ・パレード』

「ペア・プレイ・パレード」をコンカリーニョにて。二人芝居フェス。土曜日は行けないので、金曜日のみ。18時開演は仕事終わりだと無理という事で、20時開演のBブロックを観ました。前日にナイトスイミングを観たばかりだからか、J-Phone 、20年ぶりというのを妙に気にしてしまった。


「動機」。短編ミステリーだけど奥様がなんとも怖い。それだけに「招待」された若奥様が勝ち誇って強気に出るところで、刺激したらまずいのにとハラハラする訳だけど。案外と同じ様な性格でマウントの取り合いをしていただけなのかも。結末は想像とは違ったけど納得。
「モーイーカイ」。掛け合いが楽しく、終わってみればしんみりとする(と見せかけてという)コメディ。時代ギャップと年代ギャップのあるある感がとにかく楽しく、もう少しいろんなパターンを観てみたくなるほど。落語的な面白さだけど、恐らく舞台ならではの表現。
「R」。とても可愛らしい作品。座っている場面は、影も上手く使っていて、影の部分だけ観ていたら人間同士のやりとりに見える部分も。途中、踊りながら白いシートの裏にまわり、人間に替わるのではと思ったけど、それは無し。奥さんが飛び跳ねまくり、とにかく可愛いい。

  • 2017/07/14
  • コンカリーニョ
  • 約1時間30分

text by 小針幸弘

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