体感する演劇。 intro『わたし−THE CASSETTE TAPE GIRLS DIARY−』

投稿者:雪

最前列で観劇。生の舞台の良さと素晴らしさを実感するエネルギッシュで圧倒的な90分間であった。タイトルにあるカセットテープのように脳内でずっとぐるぐる駆け巡る。めまぐるしくて、なんだか気持ち良かった。ストーリー性がしっかりあるものだけが演劇ではないし、泣けたり笑えたりすることが必ずしも感動に繋がる訳ではない。「よくわからない」演劇もアリなんじゃないかと思う。
混沌としているようで秩序があり、集団のようで個人、極限まで無個性さを貫いてるかと思いきや個性がチラリと見える瞬間がある。相反する概念が舞台上で成立しており不思議な感覚だった。
内に秘められているドロリとした暗さや恐ろしさを感じたが、軽快でポップなビートで包まれていたので何だか物凄くぞわっとした。

8月22日(火) 19:30、生活支援型文化施設コンカリーニョにて

text by ゲスト投稿

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