男三人のキャッキャ感 プラズマダイバーズ『ワールズエンドで乾杯』

プラズマダイバーズ「ワールズエンドで乾杯」をBLOCHにて。むさいおっさん3人が酒呑んでイチャイチャする話。つまらなそうに聞こえる?前説から続くイチャイチャは芝居か本当か判らないくらい楽しそうで、あの中に入ってみたいと思うようなもの。そこで引き込んでおいて…という作りは見事なもの。
名物とも言える当日の悪天候(笑)とみんなで叫ぶ場面を見ると、谷口さんの芝居なんだなぁと実感する。深浦さんとのやり取りは、アドリブがあったとしても多分わからないくらい自然だし、村上さんもそこに違和感無く入っている好演。トリオでも行けそう。
携帯電話は、なぜか皆さんガラケー(記憶が正しければ)。深浦さんの携帯のポケットへの差し方が独特だったけど、あれは取り出しやすくするためだったんですね。だから、もう取り出す必要がない場合は……。もっとも、あれも妄想の賜物かも知れませんが。
劇中の妄想と現実。世界が終わると皆が確信するような事態ってなんだろうと考えると、状況を受け入れられずに、主人公がそう思いたがっていた。原因をそこに求めたがっていたようにも思える。実際は世界が終わる訳では無いのに。そう考えるのは考えすぎか。
変に勘ぐらずに、素直に受け取れば、世界が終わりを迎えたとしても、周りがどうあろうと前向きに行こうという話。笑いと熱気が溢れる前半と緊張感のある後半で60分とは思えない密度でした。最後のビールは、終演後に美味しく頂いたんだろうな(笑)

  • 2017/10/23 20:00
  • BLOCH
  • 約1時間

text by 小針幸弘

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