駱駝が女の子! 万博設計『駱駝の骨壺』

万博設計「駱駝の骨壺」をオノベカにて。やはり自分は抽象的であったり、台詞の裏を考えたりする芝居を、まだ理解出来ないのだなと痛感。面白い状況や仕掛けがあり、それ自体は楽しめるのだけど、ついつい話の筋を追おうとしてしまって迷宮に。そういう芝居じゃないとわかっているはずなのになぁ。
序盤の台の上の駱駝ちゃんが可愛らしいロボットといった感じ。Pepperの進化系はあんな感じになるのかな。一家に一台あるといいな。ダメ男は、その場しのぎで済まそうとする辺り、お前はこんな奴だと見せられているようでした。あんな人いるんですよ、ここに。
落語の語りで関西弁全開になるけど、その他の部分はそれほど大阪という感じはなく、日本のどこが舞台でもありそうな話。繰り返しの中に突然本音っぽい台詞が出てきたりして、ぼーっとしていると、色々見逃してしまいそう。というか恐らく見逃している。まだまだ修行が足りない。
セットも面白かったし、オノベカを活かした役者さんの動きも、大阪かきてやっているとは思えないほど。事前調査とか、かなりやっているんでしょうね。それとも即応性の高い人達何だろうか。アフタートークも色々と話が聴けて面白かった。札幌公演があればまた観てみたい。

  • 2017/10/22 17:00
  • よりiどこ オノベカ
  • 約1時間25分
公演日:

text by 小針幸弘

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