トランク機械シアター「ねじまきロボットα〜ともだちのこえ〜」をこぐま座にて。客席は超満員。最前列の子どもたちの相手を舞台上の役者陣がする様を眺めながらの開演待ち。始まった話は、大人も楽しめる子ども向けの話というよりは、子どもも楽しめる大人向け。ウルトラマンでいうとジャミラの回。
観光で来ている外国人がうるさいから排斥しようという話を、悪役がそのままやっている。あまりいないとは思うけど、おなじ考えを持っている人だと、かなり居心地が悪い作品。親子連れの場合、後で子どもたちに色々言われて大変そう。
出てくる問題は現実に繋がるようなものなので、結論はあるけど完全にめでたしめでたしにはなっていない。悪役はまだ反省はしていないし、αも友達になれなかったと嘆いている。明日に希望を持とうとしているけど。
大臣は最後に自分の作った法律で自分が酷い目にあうという展開かと思ったら違いました。あれで反省するかなぁ。優しくされればつけ上がりそうだし、酷い目にあえば恨み抱いてとんでもないことをしそうだし、と考えるのも楽しみのひとつ
- 2017/11/05 14:00
- こぐま座
- 約1時間
text by 小針幸弘