ある意味夫婦愛の物語 世界エイズデーシアター2017『TEA FOR TWO 二人でお茶を』

世界エイズデーシアター2017「TEA FOR TWO 二人でお茶を」をことにパトスにて。25年間にわたり年に一度の逢瀬を重ねるゲイカップルの話。その時々の同性愛に対する本人達の捉え方の変遷、そしてラストの見事さ。観る前は120分は長いかと思ったけど、終わってみればあっという間。
二人芝居なのだけど、場面転換(というより時代転換か)をホテルの掃除のおばちゃんがやるというのは上手い。掃除中の札で次の場面の年月もしっかり提示しているし。やっている方の雰囲気もぴったりでした。
年代の変化を、ゲイに対する本人達と周りの考え方の違いと共に、ポケベルみたいな小道具でもしっかり見せている。場面が変わると、もうこんなに時代が経過したのかという変化が。切り取り方みたいなのが上手いんだろうな。
二人の関係は愛情と友情の中間くらいにも見える。もっとも、最後のやり取りは、素っ気なく見える口調もあって、長年連れ添った夫婦みたいだったけど。夫婦ってそういうものだと言われそうだけど、余韻の残る終わり方でした。

  • 2017/12/01 20:00
  • ことにパトス
  • 約2時間

text by 小針幸弘

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