ありえたかもしれない情景 ヒューマンアカデミー札幌校『ロミオとジュリエット』

ヒューマンアカデミー札幌校「ロミオとジュリエット」をコンカリーニョにて。実は映画(オリビア・ハッセー版)をいい加減に見たことしか無い程度の知識での観劇。素直にに楽しめる舞台でした。カーテンコール後の華やかさが、諍いが無ければ、こんな未来があったかもと思えて切なくもなりましたけど。
出演者の男女比からか、男性役を女性がやる場面が多かった。何で読んだ、当時は女性は舞台に上がれなかったため少年が女性役だったというのを思うと、逆転した感じで面白い。力量については、けっこうバラバラという感じでした。
序盤のダンスシーンが華やかで楽しく、その後の手違いの連続による悲劇を引き立てる。話の大筋が既に知られているものなので、見せ方をどうするかという事になるけど、カーテンコールのあとにも繰り返されるこのシーンが一番印象に残った。

  • 2017/11/26 18:00
  • コンカリーニョ
  • 約1時間40分
公演日:

text by 小針幸弘

SNSでもご購読できます。