弦巻楽団「ユー・キャント・ハリー・ラブ!」を教育文化会館小ホールにて。観てきた。当然のように面白かった!教授のように観客みんなが岩杉さんに恋をしたんじゃなかろうか。出てくる人みんなが愛おしく、幸せになってほしいと思える芝居で、同じ空間に居る事が嬉しくなるひと時でした。
観ていると、なんとなくアメリカのテレビドラマ風に感じたりもするけど、実際に映像化すると意外に難しそう。実際にはありえない事象がけっこう出てくるのを、客席を笑いに巻き込む事で、細かい事はいいんだよという気分にさせてくれる感じ。
出演者は文句のつけようのない力のある人たち。その中で、遠藤さんが要所要所で効いていたような気がしました。そう言う役回りなんだろうけど、笑わせどころでのリアクションが絶妙。比較的常識人という設定なので、振り回されぶりがなんとも不憫(笑)
シーン名からセリフからシェイクスピア愛が溢れたこの作品。観るとシェイクスピアの作品に興味が出てくる。昨年のTGRでは3作品も上演されていたし、今年も何本か上演されそうなので、機会があれば是非観てみたい。そんな気持ちにもさせる作品です。
おそらく定番として何年かに一度は上演されるであろうこの作品。次回のキャストはどんなかな。今回のキャストや元のキャストでも観てみたいし、教授に温水さんというのも観てみたい気もするし。色々と想像しながら次回を楽しみに待つことにします。
- 2018/02/11 18:00
- 札幌市教育文化会館小ホール
- 約1時間35分
text by 小針幸弘