札幌演劇人×KRP/開幕ペナントレース「1969:A Space Odyssey?Oddity !」をBLOCHにて。Aチーム。正直よくわからなかった。ただ、演者の熱気と客席まで巻き込んだ自由さはとにかく伝わってくる。繰り返しが多いからか、時間の感覚がおかしくなったのか、上演時間以上の時間が経ったように感じました。
解説者(?)のカタコトの話し方、モニタに映る英語字幕、入場し直すと大きくなる頭の上の球体、終演までの間に少しずつ飲み干していく牛乳、繰り返される言葉、観客を巻き込む南探し。印象には残るけど、やはりわからない。
これ、元ネタがわかっていたら楽しい所が色々と多いんだろうなぁ。2001年宇宙の旅とか新猿の惑星のところは、やっぱりニヤニヤしながら観れたもの。「出口なし」を知らないのがわからなさに拍車をかけているような気がする。
調べてみたら、元の話もよくわからない内容みたいだけど、本当にわからない。目の前で起こっていることはわかり、場合によっては自分も巻き込まれるのだけど、どういうことなのかわからないという、まさに現実そのもの。
出演者は、体力勝負かつ台詞の繰り返しだから、悪夢のような時間だったんじゃなかろうか。やっているうちに、訳がわからなくなっても不思議じゃない舞台。いろんなところで見る役者さんの、いつもとは違う面を見れた気がする。
- 2018/03/10 17:00
- BLOCH
- 約1時間
札幌演劇人×KRP/開幕ペナントレース「1969:A Space Odyssey?Oddity !」をBLOCHにて。Bチーム。こちらにはガチムチ赤ちゃんベイビーの重堂さんが出演。よくわからないのは同じだけど、「南」のシーンで客席を煽り、一同で南の方向を指す場面が。アドリブなんだろうけど、客扱いに慣れているからこそ。
案内役が女性に変わったことで、「重そうだぞ」に対して「失礼だろ」とか、持ち上げようとする前に「失礼します」と頭を下げたりの配慮が(笑)。他にも細かいところが変わっているのかもしれないけど、頭が付いて行かずorz
札幌演劇人×KRP/開幕ペナントレース「1969:A 訳がわからなく理解ができないのはわかっているけど、何か観に行きたくなるタイプの芝居なんだよなぁ。またやってくれないかなぁ。
- 2018/03/11 17:00
text by 小針幸弘