即興演劇バトルTHE SAN-DAI北海道を教文小ホールにて。落語の三題噺と同じことをひとり芝居でやってしまおうという企画。元々噺家さんは、自分で脚本・演出・出演を兼ねているので、ある程度訓練された状態の人が多いけど、演劇の世界だと、どれか一つという人もいるので、なかなか難しいところ。
その場で全部作らないとすると、パターンを用意して、お題を見てどれにするか決めるか、どれでも取り込めるような大枠を決めてしまい、あとはどう取り込むかだけに専念するか。今回は大枠を決めて、けっこう強引にお題を取り込んだ方の優勝。あの雰囲気もあるかな。
芸人さんは、普段からアドリブ力を鍛えていると見え、お題に合わせた芝居を見事に作り上げていました。鶴さんの話には冒頭からやられました。私が全編通してどれが一番かと訊かれたら、間違いなくあれ。エナジードリンクの名前についてのネタとかあるんだろうな。
出演者への質問とか、内容へのツッコミとか、MCも面白かった。上演中に時々見てみると、けっこう大きなリアクションをしており、それを見るのも楽しい。
今回はアットホームな集客数で、お題が足りるのか心配になるほどだったけど、楽しい企画でした。次回も是非。
- 2018/03/16 19:00
- 教育文化会館小ホール
- 約2時間
text by 小針幸弘