アカシア演劇指南塾卒業公演「greatful days」をYouth+アカシア活動室1にて。演劇指南塾の卒業公演が二つとゲスト枠が一つという短編の公演。4ヶ月の成果となる公演は、思っていたよりしっかりしていた。卒業生がこれから舞台に立ち続けるかどうかはわからないけど、また公演でお目にかかりたい。
「蒸す目」
女性の二人芝居で、途中で役というか人格が交差していくように見えるもの。序盤は軽い感じで始まり、就活のあるある話みたいな展開なのかと思いきや、次第に観念的な話みたいになって行く。再観すると、発見がありそうな舞台。
「ピロシキ」
バラエティ番組で合間に挟むコントとしてやりそうな話。当たり前のように状況を受け入れる医師と、状況を受け入れられない患者のやりとりが面白い。余命告知みたいな場面では、同様に意識が異なるので、それをコメディ化したものかな。
「愛のテーマ」
漫画なんかでよくある、頭の中で複数の自分が葛藤するというのを演劇でやるとこうなるという話。同じ話をループさせて、その時の頭の中をそれぞれで表現していたが、とにかく面白かった。演っている人たちも楽しそうだったなぁ。
- 2018/03/18 15:00
- Youth+アカシア活動室1
text by 小針幸弘