選択式オムニバス リベラルシアター『あたらしぃじごく』

リベラルシアター「あたらしぃじごく」を札幌LOGにて。客席からの投票で、3つのストーリーのうち、どれを上演するかを決めるというシステム。大和田さんが出ていて、客席から選ばせてというと、まいちゃんの運命会議を思い出すけど、今回は大谷さんが主役。酷い目に遭い続ける様がいとあわれ。

選択肢の赤は二日間選ばれなかったというもの。自分は変わらず、ただ見守るだけの存在になるという、人情話に最適な設定の地獄。実際感動的だったし、感動的な事自体が最後のツッコミになっていた。設定は随分違うけど、筒井康隆の佇む人を思い出した。

選択肢の青は、自分の意思とは関係なしに、言葉が発せられるという地獄。コントとして絶対面白くなるという設定で、人情話的なものはないけど、とにかく振り回されるふたりが面白かった。アドリブでやる部分もあったようだけど、パンティ農場って(笑)

選択肢の黄色は、自分について周りが記憶してくれないという地獄。これも人情話向きな設定で、これひとつで長い話が出来てしまいそうなもの。赤よりもより感動的な話にもってかれて、最後に何故いい話にするのかとツッコミが入るのも同じ。いい話だった。

このシリーズ、今後もやってくれるのかなぁなどと書いていたら、リベラルシアターが8月で解散という宣言が。面白い団体だったので、解散自体も残念だけど、こういった企画が残るのかどうかも心配なところ。8月は絶対観に行こう。

公演日:2018/03/28

text by 小針幸弘

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