札幌市教育文化会館子ども演劇ワークショップ発表公演「ローリング・ストーン」教育文化会館 小ホールにて。子どもたちが思っていたよりも全面に立って演じていた作品。危ない人の役は大人だったけど、意外と目立たない役も大人が演っていて、こういう形でコントロールをしているんだと妙に納得。
一回のみの公演なので、緊張している人が多いかと思ったら、皆さん案外と堂々としていらっしゃる。失敗らしい失敗もなく、観客としては安心して観ていられる出来。ここまでの稽古で、やれて当然という気持ちにまで持ってこれたんだろうな。
大人が混じっている場面でも、あまり大人がリードしている感が無く、子どもだけの場面は、セリフまわしに拙いところがあったとしても、なんとなく観れてしまうというのは、実はけっこうすごいことなんじゃないかと思い始めている。
このワークショップに参加した子どもたちのうち、どれくらいが演劇に関わり続けるのかはわからないけど、後々話のタネにできるのは間違いない。演っている子どもたちが楽しそうに見えて、観ているこちらまで楽しくなるお芝居でした。
- 2018/03/25 13:30
- 教育文化会館小ホール
- 約1時間25分
text by 小針幸弘