高校演劇 独り言③『第68回高文連石狩支部 高校演劇発表大会』

※注意※

・諸事情で書けない学校もありますが、観たものについての感想です。随時アップします。

・以下は「マサコさん」の主観であり、審査に関係するものではありません。その点、ご了承を。

・いろいろ間に合わなさそうで会場にも向かえない中、忘れないうちに書く

 

●市立札幌清田『白紙の絵』

進路に迷う男子高生と、今は美術大学に通う先輩(女子)の対話劇。セットの街灯がすごくいい。2人の考え方を「アリとキリギリス」に例えたり(今大会、童話を例に出す学校多くない?)、高校時代の悩みをクイズ形式にしたり-と、いろいろな場面が時間経過による場転がない代わりに突っ込まれて、それがアクセントになっている。

男子が両指をピッと向けるしぐさがかわいらしい。

音楽が大きくて、せりふが聞こえない場面もあった。

ぼくりりくんの札幌ラストライブは来週11日です。

 

●石狩南『アスタリスク』

元同級生の通夜に参列した後、教室に集まった高校生たちの対話劇。辻、加護とか何だか古い名前が出てくるし、時代を感じさせる話題が出てくるなぁと思っていたら、2003年の高校演劇セレクション掲載の作品のよう。

会話のトーンが単調だった。舞台を離れて普段話す時って、一人一人話す速さも違うだろうし、盛り上がってきたら声の高さも変わると思う。私は舞台には立たないけれど、「普段」を舞台に持ち込むのは相当難しいのかしら(大人の劇団でもできていないところがいっぱいあるし)。

電話の、「ツーツーツー」という音は、「留守電」ではなく「話し中」だと思います。

 

●札幌東商業『ぱっぱらクラブ狂想曲!』

対象となる「部」は違うが、市立札幌平岸と同じく「廃部を阻止しよう」と奮闘する物語。

コミカルさを出そうとしていたのは十分伝わっていたが、最初から終わりまで疑問だったのが、部長の態度。嘘を付いてまで必死で集めた部員たちに対して、横柄な態度を取るだろうか? 自分があの立場であれば、自分の意にそぐわなくても「演劇部存続」のために、下手に出て持ち上げると思う(減ったら廃部決定だからね)。終始、怒っているような、上から目線のような感じがした(そういう設定ならばしようがないけれど)。

客席から役者を釣るのはいいと思う。1回くらい、間違って観客を釣ってみても良かったかも。

もう一度、牧野さんの『刺劇』を観たい。

 

●札幌東豊『花火が終わる時』

諸事情で観劇できず

text by マサコさん

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