きっとろんどん「ひみこ〜る」をBLOCHにて。コメディなんだけど、描かれているのは笑える部分を除いてみれば酷い事。笑って観ていると、自分たちが何を笑っていたのかを思い知らされるという、引き返せない所に連れてこられるあたりがなんとも意地が悪い。都市伝説と陰謀論と古代史とオカルトが入り交じり、混沌とした中を、笑いを推進力に突っ走ったような話でした。
編集者コンビが麻生と小泉の元首相コンビだったので、ほかも何かあるかなと思ってググってみたら、漆原と菱沼は動物のお医者さんだっんですね。おそらく他のメンバーも同じような遊びをしているんだろうなと思って同様に調べてみたけど、わかりやすいゴールデンボンバー(さすがに観劇中に分かった)の他のペアは、いろいろありそうで、とらドラと文字通りタイトルとなっている「堀さんと宮村くん」が出たあたりで確定できず断念。名前を含めた小ネタについては分かる人が分かれば良いという作りで、知らなくても楽しめるけど、知っていればニヤニヤできるという作りは健在というところ。
出演陣はどの人も、この人が出ている芝居なら観てみたいという人ばかり。それぞれに見せ場もあり、いい感じでした。
ペア単位で進んでいた部分の多い話なので、ラストは三つのペアについて、それぞれの落ちを付けた格好。最初のところで終わってもいいかなとも思うけど、これは好みの問題か。
- 2018/11/22 20:00, 11/25 17:00
- BLOCH
text by 小針幸弘