トワイライトゾーン的な話 Theater・ラグ・203 『響く感情』

Theater・ラグ・203 「響く感情」をラグリグラ劇場にて。面白かった!SF好きとしては、これをこのお値段で観せて頂いてよろしいのでしょうか、と言いたくなる話でした。世の中にどれだけいるかは知らないけど、トワイライトゾーン好きならば見逃す手はないと思います。来週水曜が楽日。
セットが作り込まれており、今まで観たものとは違う雰囲気。話の流れで、謎の現象で人が消えて行った為に社会が崩壊している事が提示される。舞台は恐らくアメリカの中西部、田舎町の食堂。途中で語られる内容も、終末ものSFの定番でたまりません。
SFの設定を使いながら、創造主と人の関係、多様性とそれに恐れを抱く者たちの話、そしてタイトルにもなっている共感についての話も語られる。小説として読んでも面白そうな話を、舞台でしっかりと表現してくれ、それが伝わって来たように感じました。
謎として提示され、そのままという部分もあるけど、雰囲気作りと考えれば、問題ない。というか、変に解答を出さずに想像させてくれる方が嬉しかったりします。
来週は行けないけれど、再演があればもう一度観たいと思える作品でした。

  • 2017/07/05 20:00
  • ラグリグラ劇場
  • 約1時間20分

text by 小針幸弘

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