近代文学コンテンポラリーダンスで表現する、という企画自体が興味深く、すてきだと思っています。
芥川龍之介も三島由紀夫もさぞかしびっくりされていることでしょう!
コンテンポラリーダンス、すきなんだな、と改めて思いました。
力点、作用点、みたいなのが見えるような気がして。
あとは、スポーツとかでもそうですが、身体能力を見せつけられると、美しいと思わずにはいられないですね。
そんなコンテンポラリーダンスと近代文学との出会い。
物語が浮かび上がって、浮かび上がるどころか、目の前で勢いを持って繰り広げられている。
不安な気持ちをより、揺すられたり、
愛憎、狂気を、より間近で感じられたような気がします。
お寺を舞台にして、音楽の生演奏も、たたみのすれる音も、黒の衣装も、汗も、光も影も、よく映えていました。
ダンスとセリフを分けているのも、あまり違和感ありませんでした。
お寺で別の作品を見てみたいし、近代文学×コンテンポラリーダンスの別の作品も見てみたいと思いました。
もっともっと、感じたことはあるはずだけど、言葉にするのは難しい。
20170727 19:45- 観音寺にて
text by 中脇まりや