バラエティに富んだ作品 教文短編演劇祭 Aブロック

教文短編演劇祭(A)

げき工房えこボット「えんとつとおつきさま」

観ていて児童向けのお芝居を観ているのかなと思えてくる作り。それでいて、明らかに大人向けのネタが入っているし、深読みすると色々出て来そうな内容でした。ちっちゃな子だと思って相手をしていたら、突然ざっくり刺されたみたいな感じ。


劇団ジプシー「永遠の10」

バラエティの一部でやっていそうなコントに見えてしまいました。女性がヤクザの役を演っていたけど、性別を変えて演っていたのは、あまり効果がなかったように思います。男性が演るか、女性が演るなら姐さんにしてしまった方が良かったような気が。


イチニノ「誤差」

何か引っかかるんだけど、理解が追いつかなかった。わかりやすくはない作品だけど、何か気になり、もう一度上演されたら、今度こそと観に行こうとするのではないかと思います。こういう作品を、スッと理解できる能力が欲しいと思うこの頃。センスが無いから無理かorz


Gフランケン「アフター10」

オープニング映像の「総統閣下がお怒りです」ネタ(YouTubeで有名なシリーズ)で会場の空気を変え、もう何でもありという状態にして、一気に突っ走った作品。とにかく考えたら負け。その場のノリで面白い事をしているんだから、素直に面白がるのが吉。

  • 2017/08/12 14:00
  • 札幌市教育文化会館 小ホール

text by 小針幸弘

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。